えっちゃんの本


 職場内にある本屋さんから内線電話。「ご注文の本が届きました」。
 というわけで、ようやく届いた本は青柳悦子・著『デリダで読む「千夜一夜」』(写真)。文学専攻でもない自分が「総合文学研究?」を履修した頃は講師だった青柳先生も、今では教授になっている。
 大学入学後間もなく行われた学類(≒学部)合宿で先生がおっしゃった「比較文化を学ぼうって人は、月に一度は東京に出なきゃダメなのよ」という"格言"(?!)だけは、愚直にも守り通した我が学生時代。その時に観た映画や芝居、コンサート、歩いた街の空気etcが、今の自分をつくる土壌の一部になった・・・ハズと頑なに信じ込んでいるからには、専門外でどれだけ理解できるか分からない、しかもかな〜り分厚い本だろうと、先生の新刊を買わないわけにはいられないのである。
 とりあえず、通勤電車の中ででも、ちょびちょび読んでみよう。持ち歩くにはかなり重たいけれど。

デリダで読む『千夜一夜』―文学と範例性

デリダで読む『千夜一夜』―文学と範例性