とーじんぼー

f:id:haruka_nostalgie:20080420100000j:image
 せっかく土日が普通に休めるようになったので、しばらくはなるべくアクティブに。思い立ってやってきたのは福井県東尋坊だ。
 雲一つない青空と、日本海特有の冷たそうな青。びゅうびゅうと音を立てる強風に、しろい波しぶきのじゃわじゃわする音もひっきりなしに聞こえてくる。
 柱のような岩で構成される柱状節理の岩場。手すりやフェンスがなく、断崖絶壁を見下ろしながら、観光客がきゃあきゃあと声を上げて歩く。後ろを通った中年の女性が、夫らしき男性にポツリと一言。「片平なぎさがいそうやなあ」。確かに、2時間サスペンスドラマの様式美は、こういう景観資源に支えられている。