宮川村の休日

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 しばらく小さな旅行もしていなかったので、久しぶりにプチ旅行に出発。
 梅雨のまま8月入りという、北海道民にはキビシイ天候に耐えきれなかったため、午前中に理髪店に立ち寄り、夏アタマにモデルチェンジ。その足で近鉄特急に乗り込んだ。
 前の仕事でずいぶんお世話になった方と津で待ち合わせ、今日の目的地、旧・宮川村(現・大台町)に向かう。
 途中、酒蔵を2軒はしごして酒を調達。国道と県道をしばらく進むと、杉などの林が広がる山間の村・宮川村にたどり着いた。
 宮川村は大台ヶ原のふもとにあり、日本でも有数の雨量を誇る。2004年9月には集中豪雨のため、あちこちで土砂崩れが発生。何人もの尊い人命も奪われた。
 当時のことを思いだしながら、村のあちこちを回る。ついでに鮎の美味しい料理を食べ、取材のために1泊したホテル(あとはほとんど津から通った)で温泉につかった。
 およそ5年が経ち、表面的には平和を取り戻した宮川村。ここまで復興させた地元の人々の努力に頭が下がると同時に、それでもやはり片隅に残るさまざまな残骸を見かけ、住み慣れた集落を離れて暮らす人々のことを聞くと、あの頃の出来事の影響の大きさを思わずにはいられない。
 何とかもちそうだった曇り空も、時折一転して雷が鳴り、激しい雨が降っている。今晩は大台町に宿泊だ。